この記事では、ビジネス書を読むときにおすすめの読書術「本から学んだことを忘れずに活かす方法」をご紹介します。
一度読んだだけでわかった気になり、本の知識を活かせないまま時間だけが過ぎていく。
読んでいる最中は有益な情報が書かれていて興奮したはずなのに、数週間後には読んだ内容すら思い出せずに忘れてしまったということはありませんか?
本から学んだことを忘れずに自分に活かすには、本から得た知識を記憶にとどめ自分の生活に反映させることが必要です。
これから紹介する読書術を実際に試していただければ、本の知識が簡単に自分の血肉になりますよ。
関連読書ノートを作るメリットはこちらでご紹介しています。
おすすめの読書術「本から学んだことを忘れずに活かす方法」

はじめに、読書する本以外に用意してほしいものが2点あります。
・付箋(ふせん)
・ノートまたはメモ帳
読書していると、印象に残るフレーズや自分にとって価値のある文章の一節に出会うことがあります。
そこでそのまま読み進めてしまっては、読み終わったときに再度同じ箇所を見つけるのは大変です。
1冊何百ページとある中から一文だけを見つけ出すことは簡単ではありません。
途中で見つけるのを断念する人や、探す前に「もういいや」と諦めてしまうこともあるでしょう。

あなたの心に刺さったフレーズをすぐに見返すことができるように付箋を貼り付けておきます。
私は付箋を貼ることと同時に、本に書いてある心に刺さった文章をノートに書き写しています。
ノートには他にも偉人の格言などの書き留めています。
わたしが影響を受けた格言や金言だけを書き留めている専用ノートです。
このノートが一冊あるだけで、数十冊ある本の中から付箋を貼っているページをめくる必要もなく、自分が影響を受けた言葉だけを簡単に確認することができます。
「モチベーション」や「やる気アップ」に繋げてくれる言葉もあれば、「もっと頑張りたい」という気持ちにさせてくれたり、「今現在に感謝する」ことを思い出させてくれる言葉もあります。
外出先など書くことができない場合は、付箋だけで十分です。
付箋さえ貼っておけば、帰宅して思い出したときにノートに書くこともできますからね。
しかし本に付箋を貼ってノートに書き留めるだけでは、忘れずにいつまでも覚えていられるとは限りません。
そこで学生の頃のように、復習することをおすすめします。
何度も読み返すだけで、本から得た知識は血肉になる

高校生や大学生の頃、勉強したことを忘れないために復習が欠かせませんでした。
一夜漬けやテスト前に暗記しただけでは、テストが終わると共にせっかく読んで覚えたこともきれいさっぱり頭の中から消えているという経験は、ほとんどの人が経験したことがあるのではないでしょうか。
読書も同じです。
一度読んだだけでは簡単に忘れてしまいます。
有益な情報を自分の血肉にするためには、同じ本を再読することも必要です。
現代人はいつも時間に追われてせわしなく生活している部分があります。
本を読む時間を確保するだけでも大変で、2度も同じ本を読めないという方は少なくないかも知れません。
そうでなくても他にも読みたい本がたくさん控えているという方もいるでしょう。
だからこそ付箋を貼り、ノートに書き留めてほしいという思いは強いのですが、再読にも私が実践しているおすすめの方法があります。
その方法は、「ブックスタンドに気になるページを開いて置いておく」です。
視界の入るところに開いたページがあると、ふとしたときに文字を目で追い、気付いたら勝手に読んでいます。
学生の頃の勉強のように、「さぁ、いまから復習するぞ!」なんて意気込む必要もありません。
毎回本を開くという動作もブックスタンドがあれば不要になります。
簡単に気に入った部分だけを再読できるおすすめの方法です。
本から学んだことを忘れずに活かす方法、まとめ

最近は付箋もノートも100円ショップに行けば可愛くてお気に入りの商品が見つかります。
ビジネス書などの指南書を読む場合には付箋とノートを用意して、自分の心に響いたフレーズや役立つ情報を書き留めることを習慣にしてみてはいかがでしょうか。
小説などの文庫本は一度読み終わると結末がわかるので、再読しようという気が起こらない方も多いでしょう。
私もよっぽど気に入った本でなければ何度も読み返しません。
しかしビジネス書などの指南書は同じ一冊の本でも、その本を読むタイミングや年齢によって受ける影響が変わることは良くあります。
一冊の本を一度読んで終わりにするのではなく付箋とノート、再読にはブックスタンドを利用してください。
本から得た知識を記憶に定着させ、あなたの血肉になるように活かしてもらえればと幸いです。
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