タイトルに惹かれてずっと気になっていた『「言葉にできる」は武器になる。』を読みました。
この記事では、ブロガーのわたしが書籍『「言葉にできる」は武器になる。』を読んだ感想と共に学んだこと、本書の影響で変化したことについて紹介します。
- 書籍『「言葉にできる」は武器になる。』の内容に興味がある人
- 文章を書く仕事にたずさわる人
- 思いのままに考えや思考を言葉にしたい人
わたしの手放せない書籍の1冊に仲間入りした『「言葉にできる」は武器になる。』について紹介します。
目次
言葉を磨く重要性
ブログを書いていると本書のタイトル『「言葉にできる」は武器になる。』を痛感します。
自らの体験や思考を言語化する。
相手に伝わる文章を書くことは奥が深いと感じる機会が増えました。
例えば1つのテーマに対しても十人十色、書き手によって全く違うものが出来上がります。
ブログも言いたいことや伝えたいことが曖昧(あいまい)だと伝わる文章にはなりません。
本書では言葉を伝えるためには「内なる言葉」を磨くことが重要であると説いています。
「内なる言葉」と「外に向かう言葉」とは?

「言葉は思考の上澄みに過ぎない」
考えていないことは口にできないし、不意を突かれて発言をする時、つい本音が出てしまう。そのため、思考を磨かなければ言葉の成長は難しいとも言える。
外に向かう言葉ばかり意識していても、自分の思考や意見を磨かないことには伝わる言葉を発信することは難しい。
「言葉にできる」は武器になる。では、「内なる言葉」と「外に向かう言葉」というワードが出てきます。
- 「内なる言葉」意見を育てる思考サイクルの具体的な方法
- 「外に向かう言葉」発信する言葉を鍛えるための日本語の「型」・プロが実践しているテクニックについて
思考を磨く「T字型思考法」
「T字型思考法」とは内なる言葉に対して思考を突き詰めて振り返ることで、考えや意思を磨く方法が書かれています。
なぜ?
それで?
本当に?
この3つを繰り返すことで自分の意見の本質やそもそもの根拠を明確にしていく方法です。
「言葉にできる」は武器になる。を読んだ1番の成果
自分が伝えたいことに根拠がなく曖昧(あいまい)なまま発信をしても、説得力がなく相手には刺さりません。
ブログの書き方でよく言われるのが、「断言して書く」という手法です。
しかし断言して書いたところで、伝えたい意見が自分の中で育っていないことにはテクニックばかりで説得力に欠けます。
伝えたいことに対して「T字型思考法」を使い「なぜそう思うのか?」「それでどうしたいのか?」「本当に?」と思考を磨き深める。
「一番伝えたいこと」が明確になるだけでなく、なぜ伝えたいのかプロセスもハッキリします。
ブログ執筆時にも読み手に対して「何を伝えてどうなって欲しいのか?」という重要なポイントで迷うことがなくなりました。
本書を読んだ1番の成果だと感じています。
「言葉にできる」は武器になる。こんな人におすすめ
- 文章を書くことを仕事にしているライターやアフィリエイター
- コミュニケーションスキルをアップさせたい人
- 思考や考えを思いのままに相手に伝えたい人
文章や言葉にすることを仕事に働いている人だけでなく、円滑なコミュニケーションをはかりたい人にも大変参考になる書籍です。
さいごに:『「言葉にできる」は武器になる。』を読んだ感想
本書を2度読み直して、部分的には何度読み返したかも分からないくらい学び刺激を受けています。
「内なる言葉」を意識して思考を深めていくことで、自分が感じることへの関心が高まりました。
例えば初対面の人に対して「この人と一緒に話していると楽しい。」と感じた場合、「なぜそう思うのか?」と自分の感情を敏感に察知して考えることが習慣化してきたように思います。
自分自身に詳しくなっていく不思議な感覚を楽しんでいます。
前々から本書のタイトルに惹かれて気になっていた本だったので、もっと早く手に取れば良かったです。
『新しい文章力の教室』という本で文章の書き方を学びましたが、「言葉にできる」は武器になる。では文章にする前の段階、自分の意見を育てて明確にする重要性・方法について学べたことは大きいです。
ブログ開設当初から文章を書く教科書として愛読している新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング (できるビジネス)については『【書評】「新しい文章力の教室」から学んだ文章の書き方』で詳しく紹介しています。